いよいよ来週水曜4月5日からスタートするジェイアール名古屋タカシマヤでの「參窯」期間限定ショップ*イベントの詳細はコチラから。
先日ご紹介した企画展示とは別に、今回はカネコ小兵、作山窯、深山とそれぞれの窯元のうつわも展示販売しています。今回はその器たちをご紹介。
まずは參窯のそれぞれの特徴が分かり易い『お皿』
日常で最も使われる器である「お皿」にはものづくりの個性が表れますが、特にこの三つの窯元は、それぞれが大切にするものづくりの背景を表現しています。
「カネコ小兵」からは、凛とした光沢ある色合いが心を動かす「ぎやまん陶」と優しい質感ながら使い勝手の良い「リンカ」のお皿。それぞれのものづくりの特徴はカネコ小兵の伊藤社長が語る「使い手と交わる事で育ったカネコ小兵の代表作(ぎやまん陶)」と「見てわかる安心感、触れてわかる軽やかな使い勝手(リンカ)」」でご紹介していますが、伝統的なやきものの面白さを現代の暮らしでどうお使い頂けるか?と試行錯誤したカネコ小兵の想いが表れた器です。そして「作山窯」からは土の質感から生まれる釉薬の表情が特徴の「スタイルシリーズ」。「深山」からは薄づくりの磁器を素材とした端正な青白磁のうつわ「ロクベシリーズ」などをが特徴的。
続いてご紹介するは「カップ」。必然的に側面が立ち上がるカップは絵柄をつけたり、色が変化し易かったりするので楽しい表情が表れます。
「深山」からご紹介するカップは「sasasa8オールドグラス」。容量は200㏄程度でフリーカップとしてお使い頂けます。この器の特徴はその側面の絵付け技法。釉薬銅版下絵付けと言う技法の詳しはその開発担当者である深山の柴田さんが「162年かけ生まれた釉薬銅版下絵技法のうつわ」でご説明しています。また定番アイテム「マグカップ」としては和食器の情緒を纏うぎやまん陶マグカップ(カネコ小兵)や素材である黒い土の質感がその表面まで表れるスタイルマグカップ(作山窯)も出品しています!
お皿、カップと定番アイテムをご紹介しましたが、暮らしを愉しく演出する器たちは多種多様。広い口径と持ち易い取っ手が特徴で朝ごはんの具だくさんスープのうつわとしてもお使い頂けるティーカップは作山窯の高井社長がその想いを「土ものの良さを大切にした食卓の軸となるうつわ」にて語る「スタイル」シリーズの一つ。
參窯でご紹介するうつわは、単に人気の器と言う事ではなく、ものづくりの身近にいるからこそ知って欲しい背景を作り手それぞれがご紹介しています。
カネコ小兵の伊藤祐輝さんは「日常使いの器にひそむカネコ小兵の想い」にてほっこりとした気持ちでごはんを愉しむ「リンカ小どんぶり」の背景を・・・。お箸置きも兼ねるワンプレートの仕切り皿「イゾラパレットプレート」の開発担当者である深山の川端さんは当時の想いを「鋳込み技法だからできる暮らしを軽やかにする仕切り皿」にてお話頂き。「漆塗りの色と雰囲気を表現した酒器」ではカネコ小兵の伊藤久子店長がとろりとした艶やかな「ハス冷酒器」の飴色の誕生に想いをはせています。
そして、東海地区では初めての出品となるのが三つの窯元それぞれの箸置きを組み合わせた「參窯豆皿揃え」。小さいながらも、カネコ小兵、作山窯、深山それぞれの特徴が伝わる豆皿が食卓に広がると、そこはまさに美濃焼の、そしてやきものの幅広さや面白さにあふれた世界に…「三つの窯元の三つの豆皿に宿る美濃焼の幅広さと楽しさ」では詳しくその幅広さをご紹介しています。
このように、会場でご紹介する器はそれぞれに纏わる作り手が、作り手として誇りに感じている器をご紹介しています。
そして、その背景を実感頂けるようなやきもののポイントをお伝えする企画展示「參窯やきものづくり図鑑」など、色々もりだくさんの展示になっています。
お時間ありましたら是非お立ち寄りをお願います。
■イベント概要
【フレ!フレ!トーカイ 參窯期間限定ショップ】
日時:2023年4月5日(水)→11日(火)*最終日は午後6時閉場
開催場所:ジェイアール名古屋タカシマヤ 9階特設会場
*イベントの全容はコチラから
*会期中4月8日土曜には、カネコ小兵の伊藤社長と深山のデザイナー柴田の二人が登場して使い手の皆さんと語らうトークイベント「~參窯ミノウエバナシ トークセッション~」も開催されます。ご予約制となっていますので、お申込みお待ちしています。
【參窯の三つの窯元】
參窯その1:カネコ小兵製陶所(岐阜県土岐市下石町)https://www.ko-hyo.com/
參窯その2:作山窯(岐阜県土岐市駄知町)http://www.sakuzan.co.jp/
參窯その3:深山(岐阜県瑞浪市稲津町)http://www.miyama-web.co.jp/
【參窯オリジナルギフト:三つの窯元の豆皿の組み合わせ】
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